バーチャルオフィスで法人口座開設はできるのか？【インタビューその7】

2012年3月より警察庁は金融機関に対して、法人口座開設の際の審査を厳格化するように求めました。
それに伴い、ネット上でも「バーチャルオフィスでは、口座開設ができない」など、情報が錯綜しています。
はたして実際はどうなのか？今回は、会社設立に携わっているK先生インタビューしました。

インタビュー｜K先生　行政書士

日時：2015年　3月23日（月）
場所：品川プラス

カスタマープラス	今日は、お忙し中、お時間頂き、有難うございます。宜しくお願いします。
K先生	いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします。
カスタマープラス	K先生は新規法人の設立のサポートに特化されていらっしゃいます。法人口座開設のお話もよく耳にされると思いますが、実際のところ如何でしょうか。
K先生	やはり数年前と比べると、法人口座開設の審査は難しくなっているのは感じます。
カスタマープラス	法人口座開設ができないって方は、いらっしゃいましたか？
K先生	開設が全くできなかったという方はいませんね。
カスタマープラス	そうですか。法人口座を開設するうえで何かアドバイスはありますか？
K先生	そうですね。一概にはいえませんが、定款の事業目的や、役員構成や発起人などを見て、金融機関側がふさわしくないと判断された場合は、審査が落ちているケースが多いと思います。特に、以前と違うのは、役員構成や発起人の情報は、審査が厳しくなっているように思います。
カスタマープラス	そうですか。テロや犯罪などに利用されないように、役員構成や発起人などの情報にも審査を厳しくしているのですね。定款の事業目的は、具体的にはどのようなことがありますでしょうか。
K先生	事業目的でわかりやすくいうと、性風俗業などはNGになる可能性が高いと思います。また資本金の金額がかなり少額だと、都市銀行などはNGになる可能性が高いです。
カスタマープラス	なるほど。しかしその事業目的は、そもそも弊社への申し込み段階でNGですね。資本金の金額も関係あるのですね。
K先生	あくまで経験値での話しになります。やはり最終的には金融機関が判断するので、正確な回答はできませんが、参考にしてもらえれば。
カスタマープラス	大変参考になりました。貴重なお時間、有難うございました。
K先生	また何かあれば連絡ください。宜しくお願いします。